風況精査
風力発電の出力は風速の3乗に比例する為、風況の良い地点を的確に、ピンポイントに選定する事が重要です。そこで、不可欠なのが風況精査になりますが、これまでの風況精査は、高額の為、大型の風車建設時にしか実施されてこなかったのが実情です。 1990年代、風況解析には月額リース料が400万以上のスーパーコンピューターを必要とし、 風況ポール1本あたりの風況精査解析費用はなんと800万円以上という莫大な費用がかかっていたのです。 小型風車設置に、このような多額の費用を使えば、風況精査に風車本体以上の予算を費やす事となり、投資した金額すべてを回収するのには相当の年数を要する事になります。
最近は、どうでしょう。
今日、コンピュータ性能の飛躍的な向上は、デスクトップパソコンでの風況解析を可能とし風況精査の低価格化を実現する事に繋がりました。
共立機工では、風況解析ソフトは九州大学で開発された((株)リアムコンパクト社から供給)リアムコンパクトという 80〜90%以上の高確率で風況予測するソフトを使い、風況解析を実施しています。
また風況精査に必要な風況ポールは、これまでほとんど使い捨てでしたが材質を検討し耐久性が高く繰り返し使用できるチタンパイプを用い、風況ポールを自社加工する事で低価格化を図りました。
更に、低価格化を図る為、当社では「未来にいい風みんなでさがそう」 プロジェクトを企画しています。 通常、20日に一度、当社が現地へ赴き風況観測データの収集作業を行いますが、そのデータをお客様よりメールにて送って頂く事で経費を削減し、低コスト化を図ろうというものです。 風況精査の期間は数カ月〜長くて1年強です。
まず、ご相談下さい。
*風況精査は年間の平均風速、発電量を保障するものではありません。
▲風況精査の様子。地形を読み取り風の量、向き等を調べます。
▲「未来にいい風みんなでさがそう」のイメージポスター
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